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第9回グローカル感染症研究セミナーを開催しました。

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大分大学グローカル感染症研究センターは、令和5年2月13日(月)に第9回グローカル感染症研究セミナーをハイブリッドで開催しました。第9回は、「食細胞の活性酸素産生活性に影響を及ぼすフィトケミカルのスクリーニングとその作用機作の解析」と題し、講師に菊池 秀彦先生(尚絅大学短期大学部 食物栄養学科 教授)を招いて実施し、配信会場とオンラインを合わせて15名の参加がありました。

私たちの体内において、好中球やマクロファージなど食細胞(病原体を細胞内に取り込んで分解する細胞)と呼ばれるものは、細菌等の侵入に際して感染局所へと遊走し、これらを貪食(菌やその他の固形物を取り込む)・殺菌することにより細菌や真菌感染から身体を守る主要な防御機構の役割を果たしています(自然免疫)。殺菌に際しては、貪食した細菌等に活性酸素(呼吸によって体内に取り込まれた酸素の一部が、通常よりも活発な状態になったもの)を浴びせて殺傷しますが、今回のセミナーでは、この食細胞の活性酸素産生系の概要・重要性の説明とともに、食品に含まれるフィトケミカル(植物が生産する生理活性物質)がその活性に及ぼす影響にについて、ヒト白血病細胞を使ったスクリーニングを中心に、菊池教授がこれまで行ってきた研究の具体的内容と成果の紹介がありました。

一般的には人間にとって悪い影響を及ぼすイメージの方が大きい活性酸素ですが、作用する場所・量・時間を制御すると有利な働きをする、または、なくてはならない働きを担うことがあることの説明もあり、現在、本センター専任教員の三室仁美教授と進めている共同研究「腸管マクロファージの活性酸素産生能に及ぼすフィトケミカル類の影響の解明」においても、健康との関わりも含めた今後の進展が期待されます。

 

 

 

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