第40回グローカル感染症研究セミナーを開催しました
DATE:
大分大学グローカル感染症研究センターは、令和7年12月18日(木)に第40回グローカル感染症研究セミナーをハイブリッド形式で開催しました。今回は「Genome databases for metagenome analysis」と題し、講師に国立遺伝学研究所のKirill Kryukov(キリル クリュコフ)特任准教授と、同じく国立遺伝学研究所の鈴木留美子特任研究員の2名を招いて実施し、会場とオンラインを合わせて20名が参加しました。
前半の Kirill 特任准教授による講演「Genome Databases for Metagenome Analysis」では、同氏が独自に開発したゲノムデータベース GenomeSync および Genome Search Toolkit(GSTK) と呼ばれるソフトウェアシステムについて紹介がありました。後半の 鈴木特任研究員による講演「Application of GenomeSync-GSTK system to Gastric Microbiome of Dolphins and Whales」では、GSTKをメタゲノミクスおよび比較ゲノミクス研究に応用した例として、イルカおよびクジラの胃内微生物叢を対象とした研究成果が紹介されました。
今回のセミナーは、参加者の多くが留学生であることを踏まえ英語で実施され、会場にはゲノム解析に興味を持つ教員・学生が出席し、講演後には参加者との活発な意見交換が行われ、盛況のうちに終了しました。
