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第20回グローカル感染症研究セミナーを開催しました

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大分大学グローカル感染症研究センターは、令和5年11月22日(水)に第20回グローカル感染症研究セミナーをハイブリッドで開催しました。
本セミナーは、氣駕恒太朗先生(国立感染症研究所治療薬・ワクチン開発研究センター 室長)と野杁由一郎先生(新潟大学医歯学総合研究所口腔健康科学講座う蝕学分野 教授)を招いて実施し、配信会場とオンラインを合わせて29名が参加しました。
氣駕先生の講演「地球上の極限バトル:細菌VSウイルス(ファージ)」では、細菌の防御システムについて、その中でも注目されている「レトロン」と呼ばれる防御システムに焦点を当てて、防御システムの多様性や細菌とファージの攻防戦略についての概説がありました。
また、野杁先生の講演「口腔ピロリ菌(Helicobacter pylori)の闇と除菌療法の罠に迫る」では、口腔と胃のピロリ菌感染経路や感染機序を包括的に解明するため、本センターと共同で取り組んでいる磁気ビーズによるDNA回収量の改善に関し、一連の臨床研究と現在の進捗状況について紹介がありました。
講演後は、日本国内での新たな治療法の導入に向けた取組や今後の研究方法の検討など、参加者との活発な意見交換が行われ、盛況のうちに終了しました。
今回ご講演いただいた2名の先生方は、本センターゲノムワイド感染症研究部門の三室仁美教授と共同研究を実施しており、今後の研究成果やさらなる研究の発展が期待されます。

 

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