第30回グローカル感染症研究セミナーを開催しました
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大分大学グローカル感染症研究センターは、令和6年9月3日(火)に第30回グローカル感染症研究セミナーをハイブリッド形式で開催しました。本セミナーは「トロンボスポンジン2:慢性肝疾患における肝線維化と予後予測の新規バイオマーカー」と題し、講師に信州大学医学部内科学第二教室の木村岳史講師を招いて実施し、会場とオンラインを合わせて15名が参加しました。
今回のセミナーでは、初めにTSP2(トロンボスポンジン2)に代表される慢性肝疾患における潜在的バイオマーカーについて概説いただき、ビッグデータ・機械学習を使用することで、肝疾患の予後が明らかになった研究成果を説明いただきました。
多くの解析データの説明を交えた講演に、終了予定時刻を超えても質疑応答が続き、盛況のうちに終了しました。
木村講師は、本年度より本センターインバウンド・アウトバウンド医学研究部門の内田宅郎講師と共同研究「脂肪性肝疾患における非侵襲的バイオマーカーの開発」を実施しており、今後の研究成果や更なる研究の発展が期待されます。