第31回グローカル感染症研究セミナーを開催しました
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大分大学グローカル感染症研究センターは、令和6年9月19日(木)に第31回グローカル感染症研究セミナーをハイブリッド形式で開催しました。本セミナーは、講師に国立遺伝学研究所ゲノム・進化系のKirill Kryukov(キリル クリュコフ)特命准教授と、同じく国立遺伝学研究所ゲノム・進化系の鈴木留美子特任准教授の2名を招いて実施し、会場とオンラインを合わせて17名が参加しました。
前半のKirill特命准教授の講演「Using GenomeSync-GSTK for the analysis of metagenomes from urban environments in Japan」では、独自に開発したゲノムデータベースGenomeSyncを用いて日本の都市環境におけるメタゲノム解析を行った成果が発表され、後半の鈴木特任准教授の講演「Large-scale genome rearrangement in Helicobacter pylori isolated from indigenous Americans」では、アフリカ先住民から分離されたピロリ菌株が大型ネコ科動物に見られる株と類似しているという謎の解明に向けた研究の紹介がありました。
今回のセミナーは、参加者の多くが留学生であることを踏まえ英語で実施され、会場にはゲノム解析に興味を持つ教員・学生が出席し、講演後には参加者との活発な意見交換が行われ、盛況のうちに終了しました。